DX推進に関する基本方針等.
DX推進方針
当社は、情報過多社会といわれる現代において、ミッションである「世界に氾濫する情報から『知』を創造していく」ことで、世界中の誰もが大量かつ必要十分な情報を独自に解析し、得られた知見を起点として新しいアイデアやコンセプトを生み出すことができる世界を実現することをめざしています。 当社のビッグデータ解析ソリューションは、世界中の多種多彩かつ大量な文書情報を俯瞰解析+可視化することで、さまざまなビジネス戦略へ繋がるインサイト(気付き)を得るサポートをしています。独自開発したアルゴリズムを基盤とするビッグデータ解析SaaSツール「VALUENEX Radarシリーズ」と、数多くの経営課題にお応えしてきた経験豊富なコンサルティングサービスも含めたトータルソリューションで研究開発の促進を通じた産業活性化を行っています。 引き続き、全ての人が情報を最大限に活用する未来へ向けて、当社コア技術を拡張した自然言語処理技術の活用を推進し、さらなる顧客価値向上を図ってまいります。
DX戦略
当社は、コンサルティングサービスで培った、データ解析技術・ナレッジを強みに「顧客のイノベーションを支援するリーディングカンパニー」への成長を目指します。 その実現に向け、顧客及び社内のデータを統合的に分析・活用し、新たな価値(新サービス・プロダクト開発)の創出と、業務効率化(生成AI活用)を両輪で推進してまいります。
具体的な施策
①アルゴリズム資産の活用による連続的なサービス創出 コンサルティングサービスを通じて培ったお客様のニーズを踏まえた多くの実践的ノウハウとビッグデータ解析アルゴリズムを一元管理・分析し、ゼロベースではなくアルゴリズムの改良・組み合わせで、新たなサービスを連続的に創出します。
②データに基づくプロダクト開発の推進 各種サーベイの実施結果や既存システムの利用ログデータを解析することにより、UI/UXの改善を含む、顧客のニーズや利用実態に合致したプロダクト・サービスの開発を推進してまいります。
③働き方のDX 社内業務工数・営業活動データを解析し、繰り返し作業、単純作業、整理収集作業などAIが得意とする機械的な工程については、積極的に生成AIの導入やツールを活用し、創造性を高める工程のおいても働き手の壁打ちを実現するAIを試行的に導入し、業務効率化と質の向上の両面を実現してまいります。
DX体制
CTOを責任者としたDX推進チームを立ち上げ、ビジネス・開発・コーポレートの3領域からメンバーをDX推進チームにアサインし、戦略を実行します。
デジタル人材の育成については、社内のデータサイエンティストが講師となり定期的に勉強会を開くほか、育成プログラムにデータ活用に関する事項を組み入れ、実務で使えるデジタルスキルの向上を行います。また弊社がデータ解析に注力した業務をグローバルに展開していることを広報発信し、ひきつづきグローバルなデジタル人材の確保に努めてゆきます。
DX活用状況
DX戦略実施のための具体的な環境整備として以下の内容を実施しております。
社内ナレッジ共有用のツールを導入し、誰もが作成・コメント・閲覧できる状態としました。
顧客データから利用状況の一部を抽出できるようにしました。
営業管理ツール、プロジェクト管理ツール、押印ツールそれぞれを連携する社内システムを構築しました。加えて社内業務工数を集計・可視化のためのシステムを構築しました。
これらの環境整備によって社内ナレッジの活用が進み、新たなサービスの芽が出ています。またシステム連携および業務工数可視化を踏まえた改善行動により作業時間が短縮し、よりコア業務に注力できるようになりました。
今後も、経営ビジョンを実現するために日々DXに邁進してまいります。
代表取締役社長 CEO
中村 達生