島津製作所の1,000億円超のTescan社買収、技術的補完性を示す資料としてVALUENEXの俯瞰解析が採用

俯瞰(ふかん)解析技術を核に、顧客のイノベーション創出を支援するVALUENEX株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長兼CEO:中村達生、以下VALUENEX)は、株式会社島津製作所(以下、島津製作所)が2025年12月25日に発表したチェコ共和国のTescan Group a.s.(以下、Tescan社)の買収に関する説明資料において、島津製作所とTescan社の技術領域の補完性を示す資料として掲載・引用されたことをお知らせいたします。

島津製作所の公表資料では、分析計測機器各社の特許技術領域を俯瞰図として可視化し、島津製作所とTescan社の技術領域が高い補完性を有すること、また両社技術の組み合わせが価値提供につながることが示されています。

■ 活用された内容

島津製作所が公開した投資家向け説明資料「Tescan社の買収について」の7ページ目『当社とTescan社の技術的補完性』において、VALUENEXの解析による両社特許データのマッピング図(俯瞰図)が掲載されています。

この俯瞰図では、分析装置各社が出願している膨大な特許技術領域を可視化しています。

  • 島津製作所の領域: 分析機器全般にわたり高い技術力を有しているが、電子顕微鏡分野は空白領域(ホワイトスペース)となっている。

  • Tescan社の領域: 島津製作所の空白領域である電子顕微鏡分野に強固な技術基盤を有している。

この解析結果により、両社の技術が重複することなく綺麗に補完し合い、統合によって包括的な分析機器技術が獲得できることが一目で理解できる形で示されました。

島津製作所が公開した投資家向け説明資料「Tescan社の買収について」の7ページ目

島津製作所が公開した投資家向け説明資料「Tescan社の買収について」7ページ目

■ 本件が示す意義:M&A検討における“技術シナジー”の説明力を高める

M&Aやアライアンスの意思決定では、買収対象の技術が自社のポートフォリオに対して「どこを補完し」「どこで重複し」「どこで新しい価値を生むか」を、客観データで説明することが重要になります。
VALUENEXは、特許をはじめとする技術情報を俯瞰・構造化し、経営・企画・研究開発・知財部門が同じ地図(共通認識)をもとに議論できる形で提供することで、技術シナジーの検証、統合後の重点テーマ設計、投資仮説の精緻化などを支援しています。

■ 今後の展望:俯瞰経営支援サービスを強化

M&Aやアライアンスの検討において、対象企業とのシナジー効果を定量的・客観的に評価することは極めて重要です。VALUENEXの俯瞰解析は、膨大なデータを独自のアルゴリズムで解析し、企業間の「相性」や「補完関係」を一枚の地図として可視化することで、企業の中長期的な事業検討および経営判断の精度向上とステークホルダーへの説明責任を強力に支援してまいります。

■(参考)島津製作所によるTescan社買収の公表情報(概要)

島津製作所は、Tescan社の全株式を間接的に保有する特別目的会社の株式取得を通じて、Tescan社を完全子会社化する方針を公表しています。取得価額は約678百万米ドル(約1,058億円)で、株式譲渡実行は2026年前半が予定されています。

【参照資料】 株式会社島津製作所 2025年12月25日公開資料 「Tescan社の買収について」 https://www.shimadzu.co.jp/sites/shimadzu.co.jp/files/ir/lhio/89m48xwyef3nsi15.pdf (当該資料の7ページに当社解析図が掲載されています)

■ VALUENEX株式会社について

VALUENEXは、不確実性の高い現代において、経営層の意思決定とイノベーション創出をデータドリブンで強力に支援する企業です。 独自開発のアルゴリズムにより、特許・論文・社内文書など最大10万件のテキストデータを俯瞰的に解析。事業環境の全体像や技術の空白地帯(White Space)を精緻に可視化することで、M&Aや事業ポートフォリオ再編、R&D戦略の策定といった重要局面において、確かなエビデンスに基づく「大局観」を提供します。 勘や経験だけに頼らない戦略的な意思決定を促し、企業の持続的な成長と新たな価値創造(イノベーション)の実現に貢献します。

本件に関するお問い合わせ

IR担当  林 ir@valuenex.com   広報担当 中村  pr@valuenex.com

TEL:03-6902-9833